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ロックラ

火曜日。接近した台風は微妙にそれて、
幸いなことに天気は大荒れにならずにすんだ。

この日、吉祥寺 MANDALA-2 で行われたイベント、
「ロックラ!!」は、予感はしていたけれど、
やっぱり忘れられない日になった。
ぼくはまだあのときの夢の中にいます。

隠さずに言うと、ぼくはこの日、
なによりもシバリエさんに楽しんでもらいたかった。
彼女に少しでも喜んでもらえるよう、少しでも届くようにと、
それだけでうたったような気がします。

でも、今思うと、たぶんそれは反対で、
本当はぼくの中の彼女をなんとかするためだったんだと思う。
ぼくの中の彼女の存在、彼女の音楽を整理するというか。
ぼくの中で彼女が収まる場所を探すような。

でもそれは思ったより簡単なことじゃない。
neumaのとき、菅沼くんがMCで、
「いつもは女の子がヴォーカルなんですけど、
今日はちょっと・・・お休みです」
と言っていたが、あの気持ちが痛いほどわかる。

やっぱりまだぼくらは
普通に彼女にまたどこかで会えるような気がしてしまうんだ。
そういう気持ちを、まだ捨てられないでいるんだと思う。
前向きじゃないと叱られるかもしれないけど。

時間をかけて、少しずつ遠くなり、
少しずつお守りのような存在になってくれたらと思う。


ぼくの書いた詩を、うたにして唄ってくれた、アヤコレットさん、
嬉しかったし、不思議な感じもしました。
もうあれはアヤコレットさんのコトバです。

neumaと風待メイトの、ノラオンナさん、
その独特なうた世界。良い意味でエロくて素敵です。
MANDALA2はホームグランドだそうで、PAの方も
分かりきった音づくりで彼女をサポートしていて楽しめました。
ほんと良かった。

イベント全体の空気をつくってくれていた、
「音の生贄(笑)」 のmidoriyamaさん。
新しい挑戦、カッチョよかったです。
V,J のmayuchi さん。スクリーンにではなく
風に揺らめく“ベール”に映し出された映像。美しすぎます。

そして neuma。
いつもはシバリエが neuma の中を漂いながらうたっていたけれど、
この日は neuma がシバリエの中を漂いながら演奏してたね。
菅沼くんのヴォーカルも素晴らしかった。彼女が「いる」気が物凄くした。
あの独特のやわらかい空気感、うちに秘める緊張感は、
やっぱりneumaそのもの。聴くことができて本当に良かった。
忘れないよ。

そして演奏後も彼らがうれしそうにしているのが何よりも良かった。
企画の山田社長。ただただ感謝。
この時間を共有してくれたお客さんにも、ホント感謝です。
みんなほんとにありがとうございました。切ねえです。
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23:17 | ニッキ | comments (0) | trackbacks (0) | page top↑

関東小震災

18:00から秋葉原で coast のリハ、の予定だったのだが、
夕方の例の地震で都内JR線のダイヤが大混乱になったため、
秋葉原までたどり着けず、仕方なくお流れに。うー。

地震はこの付近は震度5弱で、かなりの揺れだったのに、不思議とコワくなかった。
なんでだろ。部屋で横になっていて、夢と現(うつつ)のあいだを行き来してたからかな。
不謹慎だが、揺れが少し心地良かったりも。まずいな。

coast のリハは流れてしまったけど、
スタジオのキャンセル料は事情が事情だけに無料になった。
おまけに明日の夕方、再度予約を取れることに。ありがたいことです。
今日はおとなしくして、ぼくの活動なんて簡単にストップさせる大地、
地球の威力の物凄さに素直に完敗。乾杯?

なんにしても、この程度の地震でよかった。
地球さん、インド洋大津波とか、そういうのだけは勘弁してください。
お願いですから、そういうときは事前になんらかのサインをください。
メールでもいいです。「津波、発射しますた」とひとことだけでも結構ですから。
とかいって遊んでられるのも、命が無事だからなんだけど。
23:09 | ニッキ | comments (0) | trackbacks (0) | page top↑

サブリナ

サブリナ


静かな夏

蝉の声

自転車

ひとつだけ赤



サブリナ


細い路地

寝息

電源の音

ひとつだけ赤



サブリナ


石段の先

井戸

しずく

ひとつだけ赤



サブリナ




ページをめくる音

窓の外

ひとつだけ赤



サブリナ


ほこり

思い出

メトロノーム

ひとつだけ赤



サブリナ
15:14 | コトノハ | comments (0) | trackbacks (0) | page top↑

息をしているうた

とぼとぼと過ごしております。
足の爪が巻き爪化してきて切ねいです。ちゃんと切れよ。

土曜日、casa を見にとぼとぼと池ノ上、N,ボッサ氏のお店へ。
この日はcasa のお二人の後ろに
tsuki no wa の3人がサポートメンバーで加わり、5人編成。
この日のライブについて何の前情報ももっていなかったぼくは
ほんとびっくり。と同時に嬉しくなる。
そういえば彼らが登場する前、ぼくにN,ボッサ氏がニヤッと笑いかけ、
「今日は casa no wa です。」と言ってたっけ。なるほど。

ここ最近のcasa は、その音楽的方向性、
可能性を色々と試している時期のように思える。
前回のスターパインズでは、いわゆるバンド編成で、ビートを強調した感じ。
ブラジル、とくにサンバっぽいリズムを前面に出していて、
踊りたくなるような気分になる方向というか。
どちらかといえば、外側に向かってエネルギーを放つようなステージだった。

で、今回はtsuki no waのメンバーの参加により、
音響的にも奥行きを増し、それによって、うたの景色や空気も密度を増していて、
そのうたが唄われる理由や感情のようなものがダイレクトに伝わってくる感じ。
前回と対照的に、どこまでも内側に向かっていくエネルギー。

いろいろと試しているcasa。
今日の編成もそのための「探り」のひとつなのかも知れないけど、
ぼくは今回の感じが好きだな。
tsuki no waの3人は、ユキちゃんのうたう声の行く先をうまくとらえていたし、
何よりうたそのものの「生きもの」感がグっと増していた。
目の前でうたが呼吸していました。
遠ケンのカバーなんて泣きそうになってしまったよ。

casaのつくる音楽は美しいだけじゃなく、
その後ろの闇やかなしみもちゃんと感じさせてくれる、
ホントの意味で生きている音楽だと思った。

こんな素敵なライブの後の帰り道は、
電車の中や商店街や、歩道を照らす灯りなど、
目にするものがみんな一枚の絵に見えてきたりする。
と同時にどこかでオソロシクさみしくなってたりも。
どうしてかな。楽しかったのにな。

近くの中華屋でチャーハンを食べてとぼとぼ帰る。せつねいです。
23:05 | ニッキ | comments (0) | trackbacks (0) | page top↑

midoriyama + nilla

いよいよ真夏か?
そろそろ蝉など鳴きはじめてもおかしくない雰囲気。
でもまだこの近所では、蝉の声は聞こえない。

夜、midori'nと打ち合わせ。
8月か9月に行われる予定のライブ、
midoriyama + nilla の曲順などを少し。
彼はとても忙しい中、ぼくとの時間をつくってくれた。感謝。

midoriyamaさんは、エレクトリック・ギターで語る詩人だと思う。
声は発しない。ギミックもない。派手なアクションもない。
そこにあるのは、静かに響くエレクトリック・ギターの音のみ。
その大切に爪弾かれる一音、一音は、
ぼくにさまざまな情景、感情を伝えてくれる。そんな人。
本人は、サイレント・ハードコア・パンクという形容を使っているけれど、
ぼくから見える彼は、
たどりついた先にあったのだろう1本のギターで、静かに、
でもたしかに叫んでいる詩人なのです。

今回のぼくらのライブは、
いつにもまして、かなりメロウな感じになる予感。
見えてきた景色は、夏の夕暮れから連なっていく
いくつかのシーン、という感じかな。
言葉にすると、なんか少し恥ずかしいけど、そんな空気。

midoriyama + nillaは、
ぼくとmidori'nが1曲づつ交互に演奏して、
互いに曲、あるいは音で対話する、という試み。

彼の曲が、ぼくのうたに寄り添い、
ぼくのうたが、彼の曲に寄り添う。
寄り添いあった曲たちが連なって、
しだいに見えてくる景色。響いてくる感覚。
そういうシーンを、
その場にいる人と分け合いたいのです。

ささやかだけれど、とても大切にしている景色。
長いあいだ引き出しにしまっていた、
忘れることのできない、いくつかの欠片。
そういうものが、ぼくらの音を通して
見えてくれたらホントに嬉しいです。

ライブの予定が決まったら、ここでお知らせします。
今からとても楽しみです。midori'n、ヨロピコ!
23:01 | ニッキ | comments (0) | trackbacks (0) | page top↑

まさに睡魔

睡眠不足でも、疲れてもいないのに、12時間近く眠る。
なんでそんなに眠れるんだ?そんなに長い眠りを必要としているものは何?
理由がまったくわからない。

仕事から帰ってきて、パソコンのスイッチを入れたのまでは覚えている。
そういえばあくびを何回かした。そのあとの記憶がない、まったくない。
あれ?と思ったら朝6時だ。パソコンも部屋の灯りもすべてつけたまま。

こんなの初めてだ。こわい。病気か?

でもとくにカラダで変なとこもないみたいだし。ココロ?

うーむ、なかったことにしよう、いやする。

それにしても、とても損した気分にもなる。
仕事から帰ってきて、少しホっとして、
気がついたらまた出勤時間なんて嫌だ。
せめて眠る前のスイッチのON, OFFくらいは自分で決定させてくれ。
眠りが、自分でコントロールできない「向こう側」から来るのは仕方ないにしても、
せめて、あー眠い、とか思わせて欲しい、挨拶くらいしろと思う。
眠りに怒ってもしょーがないんだけど。

岸壁に立っていて、ふいに大波にさらわれたような気分。
あーびっくりした。
でも考えてみたら、目覚めているときの自分しか知らないんだよな。
あの12時間、いったいどこにいたのだろう。いや寝てたんだけど。
22:56 | ニッキ | comments (0) | trackbacks (0) | page top↑

腰が低くかっこいい人

半分凍らせたペットボトルの水を頭にかけながら仕事してますがお元気でしょうか。

日曜日、写真家の、かやのしほさんと会う。
かやのさんは、ゆっくり話す、腰の低い人だ。
何かを思い巡らしながら、ゆっくりと話す。でも腰が低い。
すぐあやまったりする。つまり少し痛々しく、
でもとてもやわらかな優しい雰囲気の方。

こういう人って、あまりいない気がする。

ゆっくり話す人は、割と落ち着いている人が多い気がするし、
腰の低い人は、自信なさげに、速めにダダダダっと話す人が多いような。
いや、なんとなくなんだけど。

そんな人に出会ったのは、
ぼくの人生でたぶん2人目かもしれない。
1人は先日亡くなった、シバリエさん。
彼女もホントそういう人だった。
相手の言葉を受けてしゃべりだす前に、
あー、とか、えー、とか、うー、とか
自分の中で思いを巡らす時間を置いて、
そしてちょっと自信なさげに話し出すのだ。仲間だ(←そんなとこかよ)。

かやのさんとは、会ったのはたぶん2回目。
だから親しいわけではないが、
なんとなく親近感をおぼえてしまう。
勝手にだけど。すいません。

今年の秋、かやのさんは、
ぼくのレコーディング風景を撮ってくれるという。
あ、ありがたく、う、嬉しいのですが、
やっぱりき、緊張もします。
どうかお手柔らかに。つーか被写体がこんなヤツですいません。

やっぱり謝り星人かオレ。
22:53 | ニッキ | comments (0) | trackbacks (0) | page top↑

忘れられない夢をみた

夢の中で

また、会おうね

といって目が覚めた

覚めてからも、一日中、そのことを思った

表に出ると、青空なんかものぞく、わりと良い天気

バイクで、川沿いの道を走る

緑の匂いの風が、全身にあたり、とおり過ぎていく



忘れないよ、きっと
14:19 | コトノハ | comments (0) | trackbacks (0) | page top↑

こんにちは羽虫です

「幸せになりたい不幸せ系」な気がする。自分が。
なんで?って聞いちゃいけないよ。

日ごろライブでお互いに「おー!いいじゃん」と褒めあっている(励ましあっている?)、canappecoのcanaちゃんとのリハーサルのため、新高円寺にあるスタジオへ。

ぼくの曲で「羽虫の森」という曲があるのだが、今日ぼくらは、その曲にどんな風にコーラスを入れるか、で集まっている。
何回かぼくが演奏して、彼女がそれをじっと聴いている。少し緊張。
そして最後に彼女は、
「この曲はヘタにコトバに沿ってハモるより、コトバのまわりをくるくる遊ぶように声を入れたほうがいいかも。やりやすいし。ニラが羽虫で、ワタシがその周りを回る森の風の役になってみる」
といった。この感覚が物凄くぼくの琴線にふれた。
あらためて2人であわせて見ると、なんかすごいグっとくる。
曲のもっている世界が一気に広がった気がした。
曲をまず「絵、あるいは世界」としてとらえる彼女は、やっぱりいいです。素敵です。

ありがとうcanaちゃん、そしておつかれ。
この曲はいずれちゃんと録音するところまでもっていきたい。いやもっていきます。
canaちゃんにも手伝ってもらい、がんばってつくりますので、楽しみにしててね!

羽虫より
22:50 | ニッキ | comments (0) | trackbacks (0) | page top↑

素敵な記号

先日の日曜日、雨の中、荻窪にあるvelvet sunで行われたライブ“シバリエ・メモリアル”に行く。
本来ならこの日は、シバリエ+沢田穣治でライブが行われるはずだった。
でも5月の末に彼女は突然、本当に唐突にこの世界からいなくなってしまった。
それで沢田さんがホストになり、シバリエを愛する人々と時間を共有する夜になったのだ。

この日、お客さんとして来ていた、シバリエ主演の映画を撮った中川監督。自分の感情を隠そうとしない人だった。お客さんでいっぱいのフロアにあぐらをかいて座り、下を向いて終始すすり泣いていた。ライブ最後のあたりで、しゃくりあげながら「バカリエ・・・!」と小さいけど震える声で言ったその言葉が、感情を押し殺して笑顔でいたその場のみんなに飛び火し、会場は一瞬にして、ホントに同じ想いで静まり返った。
いちばん会いたい人に会えない、という想いでいっぱいになった。

2年前の冬、お世話になっているレーベルのボスの山田さんの企画ライブに、ぼくとシバリエとneumaのギタリストの湯川さんの3人で出演したことがあった。
ぼくらはそのライブのために、約2ヶ月くらいのあいだ、ほとんど欠かさずに週1度湯川さんの家でリハをしていた。緊張するぼくを、シバリエと湯川さんはとても暖かく向かえてくれた。いろいろな曲を試したり、いっしょにご飯を食べたり、冗談を言って笑ったり。そんな中で「トーレス」という曲も生まれ、スタジオでレコーディングまでした。未発表だけれど。
ライブ本番ではその曲を演奏したり、ぼくがneumaの曲をうたったり、彼女がぼくの曲をうたってくれたりした。

あれは特別な時間だったんだ。

今年の5月の末、ずいぶん迷ったんだけど、ぼくは彼女のお通夜に行ってみた。
雨の中、山田さんの運転する車で、彼女の実家のある栃木に向かった。
お経なども済んだあとの誰もいない祭壇の前。
眠っている彼女を見て、不思議な感覚があった。
何かをもらった気がしたのだ。
コトバでは上手くいえないけど、何か素敵な記号のようなもの。
眠っている彼女の前で、変な話だけど、それをなんとか生かさなきゃ、とココロの底から思った。そんな感覚はまったく初めてのことだけど。またどうやって生かすのかもわからないけれど。

7月26日の「ロックラ!!」は、neumaが出演する。
わからないけど、おそらくneumaとしては最後のステージになるのではないかと思う。
彼女もきっとやってくるよ、気になってしかたないだろうから。

この日出演するみんなのことを考えていると、
すでにもう何かが符合しているような気さえする。不思議なことに。
たぶんこの日は特別な日になる予感が、すごくします。
22:42 | ニッキ | comments (0) | trackbacks (0) | page top↑

Hello

しっかりこっそり、はじめてみようかと思います。
はじめる、ってすごいな。
はじめる、って、でもこわい。
何かがはじまるのはワクワクして良いのだけど、
何かをはじめるのは、自分の場合恐怖感のほうが強い気がする。
いやー小さいんです、気が。これでよくうたなんかうたっているなと思う。
いや気が小さいからこそうたっているのかも。

違うな。誰かに何かを伝えたくて、そういうことが好きでうたってるんだ。
そんなごくごく当たり前のことに、今さら気づいたり。

はじめる、って、期待もある。きっとある。どこかにある。

と信じて、やってみます。
22:39 | ニッキ | comments (0) | trackbacks (0) | page top↑