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ダーガー 再び

アール・ブリュット展を観に、再び銀座へ。
今回はひとりではなく、midoriyamaさんと二人。
でも展示フロアに入ると、お互い自然と別々に、
おもいおもいに絵の世界に吸い込まれていく。

それにしてもヘンリー・ダーガーの絵。
今日もやっぱり見入ってしまう。
でもこの前みたいな、なにかを掻きむしられるような感覚はなく、
今日はしずかに、でも力強くこちらにせまってくる。

そこに描かれている少女たちは、
とても早口でなにかをさかんにやりとりしている。
彼女たちは急いでいる。考えている。
考えながら急いでいる。
早くしないとこの世界が終わってしまうかのように。
互いに記号のような短いコトバを発しながら疾走する。
薄っぺらい画用紙の上、淡く滲み、
淀んだり、透き通ったりする鮮やかな水彩の
世界の中をかけめぐり、なにかのメッセージを
さかんにこちら側に投げかけている。

なんていってるのかな。
わからない。

でもぼくにはメロディーのようなものが聞こえた気がした。
たくさんのメロディー。そのひとつひとつはとても儚く、
聞こえたり、消えたりする。
聞こえるか聞こえないかのメロディーが無数に点在する。
まるで蛍の光の明滅みたいに。

これはダーガーによる少女戦士たちの戦争の物語。
その物語の挿絵なのだが、
ストーリーなどを詳しく知らないぼくが感じたことは、
点在するメロディーだった。
走りながら祈る女の子たちのメロディー。

そのメロディーをなんとかとらえようとするのだけれど、
これがなかなかうまくいかず、すり抜けていってしまう。
でもいつか、あのメロディーをとらえることができたら、
そのときは曲がひとつ生まれてるんだろうな。


midoriyamaさんお疲れ。
絵を見たあとの喫茶店では、ぼくらは不思議と
絵のことはひとことも話さなかったよね。
それが少し可笑しいよ。でもわかるよ。
絵を見て感じたことを、感じたままにしておくんだよね今日は。

いつかそのことを違うカタチで、
ぼくらなりの方法で話すことができたらいいよね。

midoriyamaさん、おやすみ
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15:10 | ニッキ | comments (0) | trackbacks (0) | page top↑

カナシミ

駅のホームに貼ってあるポスターにとまっていた蝶


img20051025.jpg

14:57 | コトノハ | comments (0) | trackbacks (0) | page top↑

秋はこうでなくちゃ。でライブ。

ふふふ。やーっっっっっっとスッキリ晴れました。
晴れなんか永遠に来ないんじゃないか
と思ってしまうくらいにあめ、アメ、雨だった。

やもするとダウンしがちなPCをだましだまし、
ときには本体を撫でたりさすったり、
でも落ちるとひっぱたいたりしながらの更新です。
うー、これぜったい電源まわりだな。
nanoをUSBでつなげたあたりからおかしくなってきたからな。
過電流かなんかで落ちてるんだとしたらちょっとマズいかも......。火事.....危ね。

と、ボヤいてる場合ではありませぬ。
明日はライブ。で、天気は晴れの予想。
オオー、雨男じゃなかったじゃないかオレ←誰もいってねーよ。
よろすく。


●10月21日(金) 新高円寺 STAX FRED
open 18:30 / start 19:00 / ? 2000 ( 1ドリンクつき )
w / 平田真木 / 岩城順也 / 川上和彦
出番はおそらく4番目。時間は20:30くらいかな。

さわやかな空気の中を、どうぞ高円寺へ!
19:38 | ニッキ | comments (0) | trackbacks (0) | page top↑

少女たちの叫び声

金曜日、銀座にあるハウス・オブ・シセイドウに絵を観にいく。
ア-ル・ブリュット(生の芸術)という名前の展覧会。
この展覧会は、いわゆる芸術的な教育を
受けていない人たちの作品を集めたもの。

何らかの理由で芸術的な教育が受けられないばかりか、
ヘタをするとまともな教育さえ受けることができなかった
そんな人たちの絵たちが並んでいる。

その中で、一際強烈な印象の絵があった。
ヘンリー・ダーガーという人が描いた、
たくさんの少女たちが描かれた何点かの絵。

その絵をじっと見ていると、何かが強烈に掻きむしられる。
普通のぺらぺらの紙に描かれた、淡い水彩画なんだけど。
かわいらしい少女たちがたくさん描かれているんだけど。

美しい?上手い?痛い?どれも違う。
悲しみのようなものとも違う。
ただ、たくさんのコトバ、たくさんの音、
たくさんの叫び声を感じるのだ。あふれるような
あまりにもたくさんの音が鳴っている感じ。

少女たちは、何かを精一杯訴えている。求めている。
でもそれが何なのか、うまくつかめない。
うまくつかめないから、もどかしくなる。
引っかかって、掻きむしられた状態のまま、放り出される。

近いうちにもう一度、あの絵に会いに行こう。
あの絵の訴えていることを、もう少し正確につかみたい。
19:36 | ニッキ | comments (0) | trackbacks (0) | page top↑

アルバム制作ブログ現る

外に出ると、そこらじゅうにキンモクセイの香りな日。
仕事はあったものの、個人的な用事はなぁ~んにもない日。
さて今夜は何しよう。ゆっくり読みかけの本でも読もうかな。
なんだか休日のような日だな。



昨日、お世話になっている山プロのボスからメール。
なんと、ぼくのNEWアルバム制作レポートBlogなるものを立ち上げたという。
む?ぼくのNEWアルバム制作レポートBlog?
人気スターでもないのに?スター?ニシキノ?
なんだかこそばゆい。いや嬉しいんですけど↓


“Hello”制作手記


しげしげと読んでみる。

そうそう、今回のアルバムをつくろうと思った直接的なきっかけは
たぶんそのことだったんだろうと思う。
あの雨の高速道路から、たぶんあそこから何かが動き出したんだ。
祭壇の前で彼女と会ったとき、
なにか言葉じゃない素敵なものをもらったような気がしたんだ。

そうなんだ。あの日は、アヤコレットさんの言葉じゃないけど、
“出会ったことは偶然ではない”ということを
ハッキリと認識したような日だったのかも。

よかったら読んでみてください。
19:34 | ニッキ | comments (0) | trackbacks (0) | page top↑

うまいからって、そのペースは。。。

久しぶりのスッキリとした天気。ポカポカ。よかよか。



昨夜はお友だちのA氏のおうちで、
ふたりでこっそりウィスキー(主にスコッチ)の試飲会。
彼の、山形の実家から送っていただいたという、
新鮮なブドウをおつまみに。
ウィスキーとブドウって、
むちゃむちゃ相いますな。目からウロコ。
干しブドウがウィスキーにけっこうあうのは知っていたけど、
新鮮なブドウの方が何百倍も美味い。やはり。

彼に影響されてか、ぼくもだんだんシングルモルトの美味さに感化。
蓋のついた専用のグラスに少し注いで、蓋をする。
そしてしばらくのあいだ待つ。香りがグラスに充満するのを待つ。
おそらくひとりで呑む時はこんなことまではしないのだろうけれど、
A氏とふたりで、そうやって香りがたつのを待っているのは
なんだか無性に楽しい。A氏の世界の中で遊んでいるようでワクワクだ。
そして蓋を開けて、覗き込むように、香りを。
いやーこの独特なクセ。やっぱ美味いよねーなどと言いながら、
調子づいて何種類かのシングルモルトを立て続けにグビグビと。

が、これがいけなかった。。。

夜はこれから、というときに
気分が突然HighからLowに。
A氏の話し声が遠くなり、
視界がジェットコースター状態に。トイレへ直行。

そこから意識不明。記憶ゼロ。
気がついたら部屋で寝かされていました。
午前3時。なにやってんだ。

ごめん。A氏。早々に撃沈してしまって。
でも楽しかったし、おいしかったのです。
以後気をつけます。だからまた遊んでください。
とか、こんな言葉じたいが勝手だなオレ。

ほんとに気をつけよ...。

19:33 | ニッキ | comments (0) | trackbacks (0) | page top↑

Vashti Bunyan

膝をさする 夕方

灯かりは点けずに つっぷし

ウィスキーを ひとくちだけ

琥珀 体中に広がり

琥珀 夕方に広がり

火をつけない 煙草のにおいをかいで


Vashti Bunyan


彼女の 35年前のファーストを聴く

Just Another Diamond Day



奇跡の音楽

夜明けのにおい

遠い昔

乳母車から見上げている 雲の記憶

雨の日の 野原の記憶

旅の記録

それらの気配

体中に広がり


Vashti Bunyan


それから 35年後の今年 

今月の終わりに発表されるセカンドのことを思う





35年の時間のトンネルをくぐり抜けて

ここにあるのは 奇跡の音楽

秋に届けられる 奇跡の音楽



19:30 | コトノハ | comments (0) | trackbacks (0) | page top↑

アコギとドラム

あまりの暑さに目が覚めた昼。ち、10月のくせに。



土曜、1回目のレコーディング終了。
〇十九壱 (オトクイ)のドラマー、諏訪くん参加の曲を3曲ほど。
3曲録っただけなのに、時間は6時間を軽くを超えた。
曲によって、録音作業がスムーズにいくものと
いかないものにハッキリと別れ、ある意味面白かったり。

諏訪くんは、ぼくの音世界やリズムを、
うまくとらえてくれて、うたの世界をグっと広げてくれた。
アコースティック・ギターとドラムのみという組み合わせが、
やりかた、考え方によっては、
こんなにも合うものなんだと言うことを改めて感じた。
ドラム、というより、純粋に打楽器としてとらえる感じが好きかも。

諏訪くん、ありがとう、そしてお疲れさまでした。

まだまだレコーディングは始まったばかり、
クリアすべき課題もたくさんあるけれど、
ぼくにできること、トライするべきことは
すべてやっていくつもりです。
こっそりひっそり、じわじわと。

レコーディング終了後の、
みんなでのんだビールのほろ苦さよ。うぃ、ヒック。
19:29 | ニッキ | comments (0) | trackbacks (0) | page top↑